オーガー(Augur)は不特定多数の参加者で未来を予測し
その成否の結果によって仮想通貨を配当として分配したり没収したりするという
とても変わった特徴を持つブロックチェーン仮想通貨です。



2015年8月からICOにより資金募集が始められ
2016年10月から取引の一般公開がスタートしました。



最大発行枚数は1100万枚ですからビットコインの約半分でこれはかなり少なめです。
2018年4月現在の時価総額は45位で、通貨単位はREPです。



今のところはまだ市場での存在感が大きくありませんが
ギャンブルと保険制度の2つの意味で、今後の社会に影響を与える可能性が強そうなことと
注目を浴びて市場価格が高まりそうな期待感で取り上げてみました。








・分散型未来予測市場とはつまり、胴元無しで賭け事をすること






Augur=占いをする人、未来を予測する人、という意味から名付けられました。
通貨単位のREPの語源は、Reputation=名声・評判の意味からです。
率直に言えば、参加者全員が未来を予測して賭け金を取り合うのがオーガーの本質です。



オーガーが特徴的なのは、通常こういったギャンブルやクジというものは
胴元や代理店などといった中間搾取者が莫大な手数料を得てきました。


特に古今東西、博打の主催者というものはどういう仮面を付けていたとしても
ユーザーを破滅に追い込む必要悪的な役割を果たしてきました。
参加者の時の運による勝ち負けだけではなく
いわゆるイカサマによって財産を奪うような手法が問題になってきましたし
現在でも違法カジノなどはそういったものの温床になっていると言っていいでしょう。









・ギャンブルの軸にオーガーが使われることによるメリット






しかしオーガーの場合は、ユーザー同士がブロックチェーンだけを通じて直接繋がり合い
公平で不正を排したシステム維持のための微小な手数料だけを支払って
自由に取引に参加できるという
一転して健康的で透明度の高いシステムを作ることができるようになりました。




オーガーの予測市場では個々のユーザーが、正しいと思う未来に対してREPを賭けます。
そして勝者は配当としてREPを受け取り、敗者は掛け金を没収されます。
基本的な構造は現在の社会にあるギャンブルと同じです。



しかし一般のギャンブルにおける手数料は20%から60%と莫大な上に
一部のギャンブルにおいては公正に抽選が行われているかどうかの保証も全くありません。



これに対してオーガーでは以下の3点が、プログラム上で保証されています。



ユーザーは誰でも予測市場を組み立てて参加者を募ることができる。
ユーザーは誰でも他のユーザーが作った予測市場に参加することができる。
結果はユーザーの多数決によって確定され配当金は勝者全員に対して公平に分配される。



もちろん条件が同じでも、情報収集力や推理力によって個人の勝率は変わってきますから
負け続けて破産する人は必ず出てく来るでしょうが
オーガーなどのブロックチェーンによる透明性の高いギャンブルが増えてくれば
不当にゲームに介入して大金を荒稼ぎするような、暴力団の資金源などを封じることは容易になるでしょう。











・オーガーに強く影響しているイーサリアムのスマートコントラクト技術と市場価格






オーガーのシステムのプラットフォームはイーサリアムを使っているので
スマートコントラクトを使って一つの契約全体をブロックチェーンで統合して管理することが可能です。
つまり通貨をやり取りするだけでなく個々のユーザーの予測を集積したり
結果に応じて報酬を配分したりすることも自動的に瞬時に行うことが可能です。



イーサリアムとの類似性からオーガーの投資商品としての特徴も芽生えてきます。
オーガーはイーサリアムのプラットフォーム上で改良品として作られたために
価格の上下動に関してもイーサリアムの影響を受けやすく
特に、2018年4月現在ではイーサリアムは仮想通貨全体での資産総額が2位ですので
これはオーガーの価格上昇にとっては好材料と言っていいでしょう。


また、未来予測に対する配当という機能を活かすことによって
ギャンブルだけでなく保険インフラへの応用なども研究されています。
ギャンブルにしろ保険にしろ、全世界で膨大な数の人と金額のマネーが関わっていますから
オーガーの投資対象としての将来はとても明るそうです。





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