ライトコインは2011年にGoogle社の技術者だったチャーリー・リー氏によって
ビットコインを原型として開発されました。
開発者のリー氏ががライトコインを作ったコンセプトは「銀」です。
一枚当たりの金額では非常に高額で
全体の枚数も少ないビットコインは貴重な「金」として扱われていました。
(ビットコイン2100万枚、ライトコイン8400万枚)
もっと手軽に扱えて決済スピードも4倍ほどに改良し、マイニングも簡素化した
「銀」としてライトコインを発表したのです。
2018年3月現在ではライトコインは発行総額が世界第5位になり
世界最大手のクレジットカード会社VISAとの提携によってさらなる上昇を見せています。
・世界中のVISAデビットカードでライトペイが始まる
ライトペイはVISAカードのプラットフォーム上でライトコイン決済を使った
デビットカードを発行してアメリカ・日本・中国などを含めて
世界数十カ国で稼働させていく予定です。
これが可能になると加盟国同士の旅行などでは
ショッピングやATMの利用が自由にできるようになります。
現在でもクレジットカードやデビットカードの相互使用は可能ですが
送金や両替にライトコインを使うことによって
手数料を数分の一に抑えることができるため
小売店舗と消費者の両方にかなりのメリットがもたらされると予想されています。
このライトペイの強みはやはり消費者がデビッドカード1枚で仮想通貨決済の恩恵を受けられるところでしょう。
現在のところは仮想通貨で小売店舗などの支払いをする場合は
最低でもスマートホンによる取引が必要になっています。
しかしライトペイによるデビットカードの支払いシステムが行き渡れば
カードを持っているだけで誰でもどこでも気軽に安い手数料で
仮想通貨による支払いができるようになります。
この使いやすさは現存している仮想通貨の中では二歩も三歩も抜き出ています。
さらにVISAカードに対応している店舗やATMの数は世界最多ですから
ライトコインの流通量も爆発的に増えていくでしょう。
・開発者チャーリー・リー氏がライトコインを全て手放す
2017年末、開発者であるチャーリー・リー氏は自らの保有していたライトコインを全て売却しました。
リー氏本人曰く
「自分が大量に保有していると、ライトコインについて何かを発言するたびに真意を疑われて困る」
というわけで全てのライトコインを売却し
リー氏自身はライトコインのシステム開発自体に全力を注ぐと発表しています。
これは受け取る側によって色々な受け取り方がありますが
2018年のこれからのライトペイの普及などを考えると
まだまだこれからもライトコインの市場価格は上がっていくと思われるので
リー氏の発言を本気と受け止めている投資家が多いでしょう。
またリー氏のツイッターを見ると分かりますが
彼は自分のことをサトシ・ライトと呼んでいますし
孫悟空をビットコインに、ベジータをライトコインに例えるほど日本のアニメが好きなオタクのようです。
・今後のライトコインの投資対象としての将来性
ライトコインはイーサリアムなどと比べると逆方向へ向かっていると言えます。
つまり徹底的に決済の手段としての使い勝手に特化して
他の使い道を削ぎ落としているような印象です。
むしろこれだけ仮想通貨の種類が出揃ってくるとライトコインの場合は
使い道が特化していることが返って有利な材料になってるとも言えます。
VISA社のカード発行数は25億枚、提携店舗3850万店、使用可能なATMは230万台と言われています。
その全てで使われるようになるかどうかはともかくとして
莫大な数であることだけは間違いありません。
もしも仮想通貨で投資を行うのであれば必ずポートフォリオに組み込みたい通貨の一つですね。